2024年9月24日、X(以前のTwitterとして知られている)がブロック機能の廃止を公式に宣言しました。
Xのオーナーであり最高技術責任者であるイーロン・マスク氏がこの変更に関して自身のアカウントで言及しています。
この発表により、SNS界隈ではブロック機能の廃止が大きな議論の火種となっています。
どうして、ブロック機能を廃止する必要があったの!?
しかし、この変更の具体的な理由については詳しく説明されていません。
この記事では、なぜXのブロック機能が廃止されるのか分かりやすく6つの理由にまとめています。
さらに改悪とされるXのブロック機能が廃止について今後の影響を解説します。
X(旧Twitter)のブロック機能を廃止!
2024年9月24日にX(旧Twitter)はブロック機能の事実上の廃止を発表しました。
イーロン・マスク氏はこの変更について自身のアカウントでコメントし、機能修正についての説明を行っています。
日本語訳がこちら↓
これが起こる時が来ました。
ブロック機能は、そのアカウントが公開投稿に関与することをブロックしますが、閲覧をブロックするわけではありません。
この発言から明らかなように、ブロック機能が完全になくなるわけではありませんが、その機能性が大きく変更されます。
変更内容としては、ブロックされたユーザーは「いいね」やリプライ、DMを送信できなくなりますが、相手のツイートをブロック前同様閲覧することが可能です。
ブロックしたにも関わらず相手にツイート内容を見られる可能性が残ります。
X(旧Twitter)のブロック機能を廃止理由6選
ブロック機能の意味がわからない
これだけ批判されてブロック機能を廃止する意味は?
X(旧Twitter)のブロック機能廃止はなぜなのか?調査したところ6つの要素が関係していることが分かりました。
X(旧Twitter)のブロック機能廃止理由6選
- 無意味だから
- 広告視聴の機会増加のため
- 発言の自由を広げるため
- プレミアムユーザーの保護
- Xの未来のビジョンのため
- イーロン・マスク氏の個人的な動機
❶無意味だから
Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は、2023年8月19日にこの機能の廃止を予告していました。
イーロン・マスク氏によると、ブロック機能は「無意味」とのことで、ユーザーはフォローをやめたりブロックする代わりに「ミュート」機能を使用してタイムラインから特定のアカウントを非表示にすれば良いと述べています。
この発言からも、イーロン・マスク氏がブロック機能について無意味なものと解釈していることは間違いありません。
❷広告視聴の機会増加のため
Xのブロック機能廃止は、広告の視聴機会を増やすためではないかという推測があります。
Xを使用する際、タイムラインには多くの広告が流れ、これらの広告がクリックされることでXは収益を得ています。
ブロック機能の存在が広告収入の減少を招くことを避けたいのかもしれません。
広告収入の減少の可能性は次のように説明されます。
1) いつもフォローしていたアカウントにブロックされる
2) 興味のあるアカウントが見られなくなる、
3) Xの使用理由が減少
4) 広告の視聴者数が減少
5) その結果としてXの広告収入が減少。
ただし、プライベートアカウントの増加により、この理由があまり影響を及ぼさない可能性も指摘されています。
❸発言の自由を広げるため
2つ目の理由としては、ブロック機能の廃止によりより多くの人が自由に発言できるようになることを目指しているかもしれません。イーロン・マスク氏は一貫して自由な発言の促進を支持しており、ブロック機能がその思想に反するため、廃止が決定されたのかもしれません。
特定のユーザーをブロックすることが意見の交換や自由な発言の妨げになっているという観点から、この機能の撤廃が考えられています。
❹プレミアムユーザーの保護
Xのブロック機能の廃止には、プレミアムユーザーを保護する目的があるのではないかという見解があります。
Xプラットフォームには、有料の「Xプレミアム」サービスが提供されています。
このサービスでは、ユーザーのタイムラインにおいて優先的に表示され、より多くのインプレッション(閲覧数)を得ることが可能です。
これにより、インプレッションを通じて収益を上げることができます。しかし、この「ゾンビ」アカウントと呼ばれるユーザーが増え、彼らをブロックする動きも活発になっています。
このため、プレミアムサービスを受けているユーザーを保護するためにブロック機能を廃止しようとしていると考えられます。
Xが以下のような状況を避けたいと考えているかもしれません。
1) ゾンビアカウントが多数ブロックされる
2) ゾンビアカウントが収益を得られなくなる
3) Xプレミアムの解約が増える
4) Xの収益が減少する。
❺Xの未来のビジョンのため
Xのブロック機能の撤廃が、プラットフォームの未来のビジョンに関連しているとも考えられます。
イーロン・マスク氏のビジョンによれば、Xはメッセージング、ショッピング、決済など、多機能を備えた広範囲にわたる使用が可能なプラットフォームを目指しています。
このスーパーアプリ化計画では、ユーザー間の交流が自由かつ活発であることが望まれるため、ブロック機能がその障害となることを避けたいという意図があります。
したがって、ユーザーが互いのタイムラインを自由に閲覧できる環境を整えることが、未来の構想を支える重要な要素とされています。
❻イーロン・マスク氏の個人的な動機
ブロック機能の廃止が、イーロン・マスク氏の個人的な動機に基づいている可能性も指摘されています。
Xの名称変更やロゴの変更、さまざまな機能の修正など、これまでの多くの変更がマスク氏の個人的な判断によるものとされています。
今回のブロック機能の廃止にも、マスク氏が自身がブロックされているアカウントのツイートを見たいという個人的な願望が関与しているという見方があります。
Xのオーナーとして、彼はプラットフォームの機能を自由に変更する権限を持っていることは間違いありません。
まとめ:Xのブロック機能廃止はなぜ理由6選
今回は、SNS上で流れる様々な見解を含め、X(旧Twitter)のブロック機能廃止の背景とそれが及ぼす影響について解説しました。
その理由について6つの事柄が影響しているといいます。
- 無意味だから
- 広告視聴の機会増加のため
- 発言の自由を広げるため
- プレミアムユーザーの保護
- Xの未来のビジョンのため
- イーロン・マスク氏の個人的な動機
ブロック機能がなくなることにより、プラットフォームから離れるユーザーも増える可能性がありますが、このまま予定通り、ブロック機能が廃止されるのか…
今後のXの動きから目が離せませんね!